[PR]今日のニュースは
「Infoseek モバイル」

B

BADLY DRAWN BOY / About A Boy  BADLY DRAWN BOY / About A Boy
 UKのニュー・アコースティク・ムーブメント一派の旗手といえば、このバッドリー・ドローン・ボーイことデーモン・ゴフ。ギターの爪弾く一音を聴いただけで、すぐに彼だとわかってしまうほどの強烈な個性は、他の同系アーティストの追随を許しません。雰囲気モノで終わらないクッキリと浮かび上がるメロディーのよさが彼の身上。2000年リリースの 1st アルバムは、ぼく自身も年間ベストテンに入れたほど評価の高い作品でした。さて、2年ぶりのニュー・アルバムは、「ハイ・フィデリティー」で知られる英作家ニック・ホーンビィ原作の映画「アバウト・アボーイ」のサウンドトラック。しかし、これはもう純粋にオリジナル・アルバムを言ってしまってよいでしょう。今回も繊細なBDBメロディーは健在。映画のサントラということでインストルメンタルがあったり、オーケストレーションがフューチャーされている曲もあるがが、あくまで曲の装飾の一部として控えめに色を添えているのみである。ここでのデーモンのヴォーカルは、朴訥に柔らかく曲の一部として調和している。聴いていると、心が穏やかにほぐれていくのがわかる。気持ちよい。もちろんクラブ向けにお薦めな曲もある。2曲目の "a peak you reach" がそう。軽快な疾走感が爽やかで、初夏の季節にピッタリ。

BASKERVILLES / ST  BASKERVILLES / ST
 ニューヨーク出身の4人組バンド、BASKERVILLES が面白いよ。ミッチ・イースターがプロデュース。厳密には純然たるギタポでもネアオコでもないんだけど、不思議なポップセンスに溢れたソングライティングで素敵です。60sライクな感じもあるし、ベルセバな感じもある。ソフトロック?レフトバンクとか、最近のアーティストなら ANDREW とかも思い出したなあ。ギター・サウンドにエレクトロニクスやストリングスがうまく絡み合って実にイイ感じ。ミッチ・イースターが(共同)プロデュースというはちょっと意外な音です。ちなみにミッチは2曲でギターとしても参加しています。何とも言えないジャケがいい(笑)ジャケ買いでもありました。

BASTARDS OF MELODY / Break Up  BASTARDS OF MELODY / Break Up
 ニュージャージー出身の4人組。LOVE NUT の1stアルバムと同じ名前を持つパワーポップ・バンドの 2nd アルバム。疾走感あふれるアッパーなギター・サウンドに乗って歌われる、甘酸っぱいメロディー&青いボーカルが単純にかっこいい。1曲目の“What's On Your Mind”からヤラれまくりです。LOVE NUT、MYRACLE BRAH のファンはもちろん、ポウジーズ、ジゴロ・アンツ、ビック・スター、レッド・クロス、チープ・トリックあたりが好きな人も気に入ること間違いなし。もしあなたが最高にかっこいいパワーポップをお探しならば、今ならぼくはまずこれをオススメしたいですね。しかし、"Break Up(解散)"てタイトルって…オイ。

THE BEAT / The Beat  THE BEAT / The Beat
 いわずと知れたパワーポップの超名盤。いまさらぼくが紹介するまでもないのですが、多くの人の耳に届いて欲しいので紹介するぞ!元The Nervesのポール・コリンズが同バンド解散後に結成した新バンドの 、79年リリースの1st アルバム。現在のアメリカン・パワーポップの源流というべき作品で、ノリが良くてロケンローしてて最高。なにしろ曲がキャッチー!生まれながらにしてクラッシックという離れ業をやってのけています。いま聴いても全然古臭さを感じない。マジでカッコ良過ぎです!全曲オススメ!

The Beatifics / The Way We Never Were  THE BEATIFICS / The Way We Never Were
 ロッカフェラーズを前身とするミネアポリスの4人組。96年のデビュー・アルバム以来6年ぶりの2ndアルバムです。基本はジャカジャカとギターがかき鳴らされるシンプルなジャングリー・ギターポップ。Byrds、Beatles、Raspberries、Big Starあたりを思い浮かべます。クリス・ドーンの少しかすれ気味の甘酸っぱいヴォーカルに、確かなソング・ライティング力を感じさせるポップなメロディー。アレンジも60sポップ・マナーにのっとっていて的確。もちろん回顧的ではなく、そこで鳴らされるのは現代的なセンスのポップ・ソングたち。素敵です。TFCが好きな人にもオススメ。

BEEZEWAX / oh tahoe  BEEZEWAX / oh tahoe
 ポウジーズのケン・ストリングフェローがプロデュースした前作「south of bordom」が素晴らしかったノルウェーのギターバンドBeezewaxの 2nd アルバム。もともとエモ度が高いバンド(前作は「北欧からのget up kidsへの回答」と称された)ではあったが、今回は更にエモ度がUPしている印象。音の表情は前作よりも豊かになったと思うものの、前作のようなつきぬけた感じのパワーポップ然としたナンバーが少なく、それが結果として単調に聴こえる瞬間もなにきしもあらず…ムズかしいですね。でも、聴き込めば聴き込むほど味がでてきそうな感じがします。death cab for cutieが好きな人はハマるはず。

Ben Kweller / Sha Sha  BEN KWELLER / Sha Sha
 恐るべき才能の登場。弱冠20歳のSSWのデビュー作。とはいえ、彼は16歳の時に既にラディッシュというグランジ系のバンドのギター&ボーカルでメジャー・デビューした経験があり、早熟の天才児のようだ。初期ウィーザーにも通じる歌心に、ベン・リー(ノイズ・アディクト)などを彷彿とさせるローファイ宅録サウンド。それだけでなく、時にご機嫌なバンド・サウンドをも聴かせる。ポップだし、とにかく「歌」の魅力に惹きつけられる。派手さこそないが長く愛聴できる一枚。

BEN'S SYMPHONIC ORCHSTRA / Junk Shop  BEN'S SYMPHONIC ORCHSTRA / Junk Shop
 パリの酔いどれBECK(笑)。これは、すんごく面白いサウンドですよ〜。サイケ風味もありーの、BECK風ブレイクビーツ・ループものありーの、ギタポ風疾走ナンバーありーの、音の博物館のよう。曲ごとに猫の目のようにくるくる変わっていきます。しかし、そのどれもがパリジャンらしい洒脱なセンスに彩られて、最高にクール!うむむ、こりは大物の予感。ひねくれポップ好き必聴!!!

THE BIGGER LOVERS / Heney In The Hive  THE BIGGER LOVERS / Heney In The Hive
 フィラデルフィア出身の4人組。えと、これは2ndらしいです。荒々しくかき鳴らされる爽快なファズ・ギターサウンドに、甘酸っぱいメロディーのパワーポップ・バンド。TFC〜ヴェルクラ〜ポウジーズあたりが好きはドンピシャでしょう。ジャケのダサさぶりはなかったことにして!

BIG SUR / ST  BIG SUR / Big Sur
 トラヴィス+トゥーリン・ブレイクス?そんな感想が思い浮かぶ、オックスフォード出身の5人組のデビュー・アルバム。98年に早々にレコード契約を手にするも、その後メジャー移籍→解雇、ディレクターの死など、数々の不遇に見舞われたという。そんな苦難の時代を微塵も感じさせない美しくも力強い「うた」の数々に思わずうっとり。バンド・サウンドながら、全編アコースティックな感触で、メロディーの美しさに癒されます。サイケデリックな静かな曲ばかりではなく、先行シングルとなったM-2の“75”や M-6の“Restlless”など軽快なギターポップ・ナンバーもあり聴きどころは多いです。

BILL LLOYD / Back To Even  BILL LLOYD / Back To Even
 ナッシュヴィル出身のパワーポップ系SSW・ビル・ロイドのニュー・アルバム。緩急織り交ぜた「うた心」あふれるパワーポップが満載。全曲捨て曲なし。TFCやヴェルクラ、あるいはオルカン好きのあなたにもオススメです。キャリアは長いが、けっして地味渋にならない若々しい感じが良い。

THE BLAKES / New Tattoo  THE BLAKES / New Tattoo(MCD)



BLEU / Redhead  BLEU / Redhead
 モミアゲ姿のニクい奴。ポップ偏差値高めのパワーポップ系SSWの新星、ブルウことウィリアム・ジェイムズ・マコーリー3世。タイプ的にはジェリーフィッシュとかオウズリーあたりが近いのかな。好きなプロデューサーはジェフ・リンとジョン・ブライオンということで、そのセンスのよさは推して知るべし。時にダイナミックなビッグ・ロック・チューンを聴かせたかと思えば、大仰なオーケストラル・ポップや、ジェリーフィッシュばりの箱庭ポップも聴かせてくれます。とにかく曲作り&アレンジが新人離れしてる。しかし、決してオタクな方向に向かうことなく、全てのメロディーは外に向かって開かれているのはさすが。Amplifer Magazine が “The First Truly Great Record Of 2003”とこのレコードを評しているのも大いに頷けるところです。彼自身のヒーローであるアンディー・スターマーもゲスト参加しています。セミソニックのダン・ウィルソンも参加。

THE BLONDES / Sweadish Heat THE BLONDES / Sweadish Heat
(2003/Teenacide/USA)
 カルフォルニアを拠点に活動する5人組バブルガム・パワーポップ・バンドのベスト盤的コンピ。01年にイーグルというバンド名でLAの Shipwreckords から7曲入りEPでデビューした彼らは、ドン・ヘンリーに訴えられて(笑。ホントかよ!)現在のブロンズに改めたという。これはドイツの Middle Class Pig Records から出した2枚のアルバムからコンパイルされたもので、全13曲収録。素晴らしい!こんなバンドがいたなんて全然知らなかった。Teenacides のサイトではレッド・クロス meets ビッグ・スターなんて紹介されていたが、ぼくはレッド・クロス meets ヴェルヴェット・クラッシュだと思ったなあ。バックで鳴り響くムーグやキーボードは、カーズやレンタルズを思わせる。つまりはそんな感じの音、みんなが大好きなアノ音だ。前述のバンドはもちろん、ティーンマシーンやファズバブル、ロラスなどが好きな人は大必聴。カルフォルニアの陽光のように眩しくて、聴いているとウキウキとしてくる一枚。大スイセン!

BOBBY SUTLIFF / Perfect Dream  BOBBY SUTLIFF / Perfect Dream



BOBGOBLIN / The 12 Point Master Plan BOBGOBLIN / The 12 Point Master Plan
(1997/MCA/USA)
 ウイーザー・ミーツ・レンタルズ、あるいはレンタルズ・ミーツ・シルヴァーサンなサウンドを聴かせるパワーポップ・バンド、アドヴェンチャーズ・オブ・ジェット。そのAOJの前身バンドの97年リリースの唯一のアルバムがこれだ。何気なくUSアマゾンで買った一枚だったが、大当たり。ドライブ感溢れるソリッドでタフなギター・サウンドと、スペーシーなキーボード、キャッチーな歌メロとボーカル、重厚なコーラス・ワークが心地よいポップロック・チューンが満載。全曲捨て曲なし。一聴するとAOJと同様ウイーザーやレンタルズを想起させるが、初期ディス・パーフェクト・デイ、ワナダイズ、ファラー、TSAR、シュガー・ボム、エルムス、オウズリー、FOWなどの名も思い浮かぶ痛快なロッキン・パワーポップ。イントロやアウトロのSEもいい味を出している。ダークなアートワークや、レーシングスーツ姿のメンバー写真などコンセプチュアルな印象。

BOSS MARTIANS / The Set-Up  BOSS MARTIANS / The Set-Up
 か、かっこいい!ヤラれた!シアトル出身のバンド、BOSS MARTIANS の5作目。前作まで4ピースのバンド形態だったらしいが、今作よりイヴァン・フォスター(G)とニック・C(key)の2人組のユニットになったようだ(ベースとドラムはサポート・メンバー)。ちょっとギターサウンドがハード過ぎるという人もいるかもだけど、チープ・トリックとラモーンズのミクスチャーみたいなハイエナジーなパワーポップでグッド!メロディーはめちゃめちゃキャッチーだし、性急なボーカルはピート・シェリーとエルヴィス・コステロをかけあわせたみたいな甘さを湛えたパンキッシュさ(…よく分からない表現だ)でイカすし、バックでレンタルズばりにブンブン鳴り響くムーグ・シンセは更にポップさを際立たせる。手放しで誰にでもオススメはしないけど、かなりいいよ。ぼくは大好きです。モッド系ビート・バンド好きやメロディック・パンク好きも気に入るんじゃないかな。ちなみに彼らのアナログ盤はドイツのスクリーミング・アップルから出ているらしい。とゆーわけで、それ系(The Decibels,The Yum Yums, The Nuggets...etc)が好きな人は文句ナシ買いでしょう!

BOWLING FOR SOUP / Drunk Enough To Dance  BOWLING FOR SOUP / Drunk Enough To Dance
 テキサス州出身の4人組の5作目。シルヴァートーン/ゾンバからは2枚目のリリースとなる。結成は94年と古く、インディーで3枚のアルバムをリリースしているという。現在のラインナップとなったのは前作から。これがビックリするぐらいのポップ作品なんですよ。典型的ポップ・パンクな疾走チューンが並んでるんだけど、何かが違う。アメリカン・ロックや王道ポップ・ミュージックが下地にあるようで、メロディーへの求心力が、他の凡百のポップ・パンク勢を軽く蹴散らせている。彼らは自分たちのサウンドを「スティーブ・マーティン meets チープ・トリック・オン・スピード」(笑)と表現しているらしい。なるほど、なるほど、このメロディーの人懐っこさはそこにあるのか。疾走チューンだけでなく、ミドル・テンポの曲もいい。全部で19曲も入ってるんだけど、マジで捨て曲ないです。即シンガロング可能の強力ナンバーがズラリ。シュガーカルトやグリーン・デイ、ウイーザー辺りが好きな人にお薦め。この際、逆ビジュアル系な(笑)ルックスは忘れて聴いてみてよ。お薦めです。

BRAVE CAPTAIN / Go With Yourself  BRAVE CAPTAIN / Go With Yourself
 どういうワケか、どこのサイトを見てもこのアルバムが紹介されていないので、ここに僕が紹介します。ブリット・ポップ全盛時に、超名曲 "Wake Up!" で一時代を築いたバンド、ブー・ラドリーズ。そのギタリストであり、そして殆どの楽曲を手がけていたのが、ここで紹介するブレイヴ・キャプテンことマーティン・カーである。ブレイヴ・キャプテンは、バンドではなくマーティンのソロ・ユニットらしい。詳しいことは分からないが、たぶんコーネリアスみたいなものか(笑)。ブー時代も、サウンドの実験性と、心の琴線に触れまくるメロディーが持ち味だったが、今回もそれは健在。とはいえ、そこには大人としての成熟もあり、70年代のシンガー・ソングライター的な佇まいを感じさせる。何と言っても、声が魅力的。特に渋いというわけではないのだが、何か癒されるような落ち着きがあってよい。あと、トッド・ラングレンにも似た感じもあって、凄く好きなサウンドです。

BRAVE CAPTAIN / Brave Captain The Fingertip Saint Sessions Vol.1  BRAVE CAPTAIN / Brave Captain The Fingertip Saint Sessions Vol.1
 元ブー・ラドリーズの中心人物にしてメイン・ソングライターだったマーティン・カーが、BRAVE CAPTAINとして再始動。これは、そのファースト・リリースのミニ・アルバム。1曲目からストリングスをフューチャーしたアレンジでAOR風。聴いた感じ、トッド・ラングレンみたいです。ブーの時と同様「うた」を大事にした作風。やはりマーティン、いい曲を書きますねぇ。その他、ループと使った曲や、弾き語りなど、いろいろ幅が広いです。ただ、ブーには全然似ていません。ブーはサイスのボーカルの個性が強かったのだなあと実感。とにかく、曲が素晴らしい。まぁ、ブー・ラドリーズ時代のノイジーな曲や、パーティー・チューンを期待するとハズしますが。でも、曲は折り紙つきの素晴らしさ。それは保証します。マーティンの歌声も穏やかな感じで癒されます。シンガーソングライターふうの大人のサウンドですね。

BRENDAN BENSON / Lapalco  BRENDAN BENSON / Lapalco
 待ちに待った、Brendan Benson の6年越しの 2nd アルバム "Lapalco" が出た。これがもう期待に違わずスンバラシイ!全パワーポップ・ファン、アメリカンロック・ファン、SSWファンに聴いてもらいたい秀作。今回も1stに引き続きM-1、3、5、7、9で盟友 Jason Falkner が共作、共演、共同プロデュースしています。Jasonとの共演曲は、どれも弾けててロケンローしてて良い感じです。前作と、かなり間が空いてしまったので、ヘンに渋くなってたらヤダなあと思っていたのですが、それは全くの杞憂だったようです。ソング・ライティングは、前作と比べ格段の成長の跡は感じられるのですが、老成したところはなくて、若々しい魅力に溢れていています。それでも、弾き語りナンバーM-2「METARIE」やミドル・テンポのM-4「LIFE IN THE D」など新境地を感じせるものもありますし、また前作までは見られなかったbeatles的なメロディーやアレンジもあったりして、実に興味深い。しかし、Jason Falknerの最近のこの充実ぶりは何なんだろう。このAlbumでも、抜群にJasonとの共演曲の出来が良いのですよ、これが。 もうプロデュースとか、人のアルバムの手伝いばっかりじゃなくて、とっとと自分の3rd Albumの制作に取り掛かって欲しいっすよ。そしたら、間違いなくそれはポップのマスターピースとなるはず。いや、マジでそう思います。Brendan Benson のことを書くつもりが、最後は Jason Falkner 待望論になってしまった(笑)

BRENDAN BENSON / One Mississippi  BRENDAN BENSON / One Mississippi
 96年という年は僕にとっては、エリック・マシューズ、ジェイソン・フォークナー、そしてブレンダン・ベンソンらの、新しい世代のシンガー・ソングライターが台頭してきた年だったなぁと思う。あとは、ロン・セクサミスとか。アメリカのアーティストがすごく面白くなってきて、積極的にチェックするようになっていった。その最終的な決め手になったのはエリオット・スミスの "either/or"(97年)なのだが、その話はまた別の段で。これはブレンダン・ベンソンのデビュー・アルバム。
 こういったソロ・アーティストのアルバムというのは、えてして地味渋になりがちなのだが、このアルバムは全然違います。ビックリするぐらい、弾けています。弾き語り風というより、バンド・サウンドという感じ。曲もアレンジの多彩だし、次にどんな曲が来るんだろうと思わずワクワクしてきます。まさにギターポップ!といった趣です。もちろん、そんな突拍子もない曲はありませんが、痛快POP作ではありますね。ちょっと早口気味にメロディーに詩を乗せるスタイルも個性的です。本当にいい曲を書く。本人の人懐こさが曲にあらわれていて、思わずニコニコしてしまいます。また、このアルバムには前述のジェイソン・フォークナーが7曲で共作しているというのも話題。どれも、素敵な仕上がりです。
 長いこと音沙汰がありませんでしたが、02年に6年振りとなる 2nd "Lapalco" でシーンに帰還。

THE BRETT ROSENBERG PROBLEM / Destroyer  THE BRETT ROSENBERG PROBLEM / Destroyer



THE BRETT ROSENBERG PROBLEM / Pop Riot!  THE BRETT ROSENBERG PROBLEM / Pop Riot!
 The Kinks、The Who、The Jamあたりのモッズ・テイストのロックンロールに、初期エルビス・コステロ風味を足したような感じのパワーポップ系SSW。かっこいいすわ。

BRIAN CHARLES / Sadderdaydreaming  BRIAN CHARLES / Sadderdaydreaming
 クラウド・イレブン、スプリッツヴィル、ダグ・パウウェル等など、良質な新世代パワーポップ・アーティストを日本盤で紹介してきているエア・メール・レコーディングスの「ハロー・ニュー・ジェネレーション」シリーズ。その第9弾となるのが、ボストンを中心に活動しているSSW、ブライアン・チャールズの00年リリースの1stアルバム。これが、もう素晴らしいのだ。ブライアンはもともとレコーディング・エンジニア出身で、かつてジゴロ・アンツのレコーディングにも参加したこともあるとかで、そのサウンドを形容するならば、60sブリテッシュ・ポップの影響を受けたアメリカン・(ポップ)ロックといったところ。前出のジゴロ・アンツはもちろん、マシュー・スウィート、ジェイソン・フォークナー、レモンヘッズなど思い起こさせる。とにかく曲の出来がすこぶる良い。胸のすくようなポップなメロディーとハーモニーにめろめろになってしまう。この健やかさは、実に清々しい。もちろん、パワー一辺倒ではなく、楽曲は緩急自在、アレンジも的確で(絶妙!)アルバムを通して飽きることなく何度も聴かせてしまう。ジャケの雰囲気も含めて、春から初夏が似合いそうなアルバムです。

THE BRILLIANT MISTAKES / Dumb Luck  THE BRILLIANT MISTAKES / Dumb Luck
 Alan Walker と Erik Philbrook 二人のソングライターを擁するNY出身の3人組バンドの、03年リリースの2作目。ちょっとルーツ寄りのサウンドながら素晴らしいポップ・ソング集です。60s〜70sのポップとソウルとフォーク、ニック・ロウやエルヴィス・コステロなどのパブ・ロック、90s以降のオルタナ・カントリーの最良かつ良質なミクスチャー。スクイーズ・ミーツ・ウィルコあるいはベン・フォールズ・ミーツ・ザ・バンドなんて例えもされてるらしい。ちょっとビックリしてしまうが、これはあながち外れてはいないと思う。それぐらいの賛辞も値するだろう。ジェイホークスやライアン・アダムスとかオルタナ・カントリー好きは必ず気に入ると思う。ぼくは大好きですね。ピアノをフューチャーした曲も多いので鍵盤ロック&ポップ好きにもオススメ。派手さこそないですが、心にしみまくりの、本当にいい曲ばかりで泣ける!全てのクラッシック・ポップ・ソングライティング・ファンに聴いて欲しい作品。

BRONCO BULLFROG / Oak Apple Day BRONCO BULLFROG / Oak Apple Day
(2004/Rock Indiana/SPAIN)
 ロンドン出身のパワーポップ・トリオの3作目。モンキーズ・ミーツ・ビッグスターあるいはバーズ・ミーツ・ホリーズと賞される彼らの音楽性は、どことなくティーンエイジ・ファンクラブに近い感触を感じさせるパワーポップだ。事実彼らに影響を与えた存在なのだろう。ノット・レイム編集TFCのトリビュート盤 "What A Concept"(04年)に彼らも参加している。また、サイケデリック風味はコズミック・ラフ・ライダーズをも思わせる。この2つのバンドが好きな方には堪らないだろう。かと思えば、初期フーみたいな力強くロッキンなナンバーもあってバンドとして完成度が高い。本作と同時期にUKの再発レーベル REV-OLA から彼らのコンピレーション "What People Did Before TV"(04年)が発売。既にスペインとイタリアでは人気の彼らだが、これをきっかけに本国UKでも注目されていくだろう。

BROOKE / Coming Home  BROOKE / Coming Home
 BROOKE こと BROOKE HELLER はオークランド出身の27歳の男性SSW。これが彼のデビュー作となる。キャッチー過ぎるのと、ラップぽい節回しが好き嫌いを分けそうだが、ジョン・メイヤーがベックの「オデレイ」を演っているようでかっこいい。声も渋くて好み。こちらの必殺ナンバーは M-2 "Coming Home"。イントロの女の子スキャットからヤラれまくり!"Time After Time"(シンディー・ローパー)のグッド・カバーあり。全曲捨て曲なし。サンプル・ループを導入したギターロックということで THIRD EYE BLIND や THE NEW RADICALS あたりも思い出した。

BROWN EYED SUSANS / Afraid Of Heights  BROWN EYED SUSANS / Afraid Of Heights
 ジェイソン・フォークナーがプロデュースほか全面的に参加したブラウン・アイド・スーザンズの 2nd アルバム。これがグッド・メロディー&ハーモニーが全編に詰まった好盤で素晴らしい。ジェイソンのファンおよびジェリーフィッシュ好きは要注目!

BROWN EYED SUSANS / Afternoon Tea  BROWN EYED SUSANS / Afternoon Tea
 上段で紹介したブラウン・アイド・スーザンズの、こちらは98年リリースの 1st アルバム。2nd には若干劣るものの、こちらもグッド・メロディーがぎっしり!オススメです。このアルバムは何と言ってもジャケが秀逸!エロジャケ!もといセクシージャケ!この画像では暗くてわかりにくいかもしれないが、裸のブロンドの女の子がバスルーム(シャワールーム?)にしゃがんでいます。ええのう。

BUFFSEEDS / The Picture Show  BUFFSEEDS / The Picture Show
 一聴すると女性の声?と聴き違えてしまうほど、高音のKieran Scragg のボーカルが美しい、UKのファンタスティック・プラスチックからの新人のデビュー・アルバム。JJ72を思わせるドラマチックな展開と、“The Bends”や“OK computer”の頃のトム・ヨークを思わせる求心力のある哀愁メロディーを聴かせる。全体的にメランコリックで静かな感じのアルバムではあるが、先行シングルのM-6の“Who Stole The Weekend”は伸びやかなメロが心地良いアッパーなナンバーで思わずバンザイと両手を挙げてしまう。イイ!こーゆー曲がもう2〜3曲あると嬉しいんだけど。Suede、Mansun、Verve、Radiohead、Travis、JJ72 などの哀愁美メロUKロック好きは激マストの一枚!

Butch Walker / Left Of Self-Centered  BUTCH WALKER / Left Of Self-Centered
 聴かず嫌いはイカンなーと改めて思い直した一枚。元サウスギャング、元マーヴェラス3のフロントマン、ブッチ・ウォーカーの 1stソロ・アルバム。そもそもハードロック門外漢のぼくは、元マーヴェラス3という経歴だけで最初はパスしていました。実はマーヴェラス3自体も聴いた事なかったんだけど。これが、ちゃんと聴いてみたら、おおっ!イイでないの!パワーポップ・テイストのカラッとしたアメリカン・モダンロックという感じで好みです。チープ・トリックとかあの辺りに近い感触もあり、はたまた80sぽい雰囲気もある。思ったより、今時のポップロックの音よりもレトロでレイドバックした印象かな。それは1曲目のレディオショー風ジングルにも現れていますね。マッチョな方向に行きそで行き切らない微妙なサジ加減もいい(笑)シュガーボムがイケるクチのあなたなら、間違いなく買いだ!