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THE HAPPY LOSERS / Harry, Beardo, doc & Barry  THE HAPPY LOSERS / Harry, Beardo, doc & Barry
 スペインのティーンエイジ・ファンクラブ、なんて呼び方は失礼かな。Happy Losersの3rdアルバム。素晴らしいメロディー、コーラスワーク、ハーモニーを聴かせる正統派ギターバンド。前述のTFCやヴェルヴァット・クラッシュなどを思わせる「うた心」に溢れています。今回は特に曲の粒も揃っていてかなりイイ!彼らの最高傑作と呼んでもいいのでは。

HAWKS / Perfect World Radio  HAWKS / Perfect World Radio
 ノット・レイムのリイシュー企画シリーズの新作は、80年代初頭に2枚のアルバムを残し解散してしまった HAWKS の編集盤。初期バッドフィンガーなパワーポップ・チューンから、トッド・ラングレンを思わせるスウィートなナンバーまで、その完成度は非常に高い。20年の時を経ても、その楽曲の輝きが少しも失われていないのが素晴らしいですね。

THE HEADACHES / Cavities From Candyland THE HEADACHES / Cavities From Candyland
(2001, 2005/VIVID SOUND/USA, JAPAN)
 またまたエクセレントなCDが日本盤でリリース! ここ近年インディー・レベルで素晴らしい作品がたくさん紹介されていますが、これはその最良の成果のひとつといえるでしょう。ザ・ヘッドエイクスはエディ・ウルム(Vo & B)とティム・エドワーズを中心に79年シカゴ郊外で結成。7インチ・シングルを自主発売し、ライブも精力的にこなすが、残念ながら83年ごろ解散した模様。その後パワーポップ・リバイバルで再評価され始め、99年に突如再始動。これは01年に出た彼らの(結成20年を経て初の)オリジナル・アルバム10曲に、81年発売の7インチ "Power For Passion / Teenage Sex" (シンコーミュジックのパワポ本にも載ってました!)などを含む11曲のボーナストラックを追加収録したリイシュー盤。 ブリテッシュ・ビート・サウンド&メロディに、パンクを通過したエッジが理想的なブレンディング。疾走感を感じさせるクラシック・パワーポップてな感触でいい曲ばかりです。 オリジナル10曲はもちろん、ボートラ全曲に至るまで全部かっこいい! パワーポップ&パンク好きには、文句なしのマスト・オア・ダイ盤。

THE HEAVY BLINKERS / The Night And I Are Still So Young THE HEAVY BLINKERS / The Night And I Are Still So Young
(2004/Endearing Records/CANADA)
 カナダはハリファックス出身の5人組バンドの待望の4thアルバム。2nd でフィル・スペクターばりのウォール・オブ・サウンドを、続く 3rd ではレフトバンクなどのソフト・ロックへの接近を試みた彼らですが、この作品ではその延長線上のサウンドながら、更にビーチ・ボーイズ〜ブライアン・ウィルソン色が強まった感じ。ギデオン・ゲイの頃のハイ・ラマズや、パール・フィッシャーズの03年のアルバム "Sky Meadows" などを思わせます。非常に完成度の高い一枚。メロディー、コーラス、ハーモニー、ストリングス…全ての面において著しい成長を遂げ、生まれながらの「名盤」といった風格を備えている、と言ったら言い過ぎか。彼らは一作ごとに自らを更新し、この現代において色あせる事のない名曲・名盤を生み出しつづけている。そこには革新性はないかもしれない。しかし、確かに心を揺さぶる名曲がそこにはある。アートワークも今回が一番素晴らしい!

Hoggboy / Or 8?  HOGGBOY / Or 8?
 待ちに待った、ほぐほぐのデビュー・アルバム。あ、ぼくの仲間内ではhoggboyを密かに「ほぐほぐ」という愛称で呼んでます(笑)。ヤバいわ、これ。この悪〜い雰囲気…まさにロック。ぶっきらぼうなボーカル・スタイルも良い。ジャケの爽やかさに反して、音は粗暴で悪〜いロックンロールの色気がプンプン漂ってくる。皮ジャンが似合いそうな音(…てどんな音じゃい!)。日本盤の発売も決まり、1月にはジーヴァスのサポートで初来日も決まった彼ら。間違いなく買いですぞ!早めにチェックしておきましょう。

Holiday With Maggie / Nice From Far...But Far From Nice  HOLIDAY WITH MAGGIE / Nice From Far...But Far From Nice
 Weezer と Wannadies、ふたつの偉大なWの遺伝子を確かに受け継ぐ最高のニューカマー。スウェーデンはイエブレ出身の5人組、待望の 1st アルバム。02年春に出たデビュー・ミニ・アルバム“Librarian Types”にノックアウトされて以来、フル・アルバムのリリースを待ちに待ちました。これがもう、素晴らしい出来でバッチリ!サウンド、メロディー、エモーショナル…どれをとっても最高!もちろん只のルサンチマンでは終わらない彼らの最大の武器はそのポップセンス&メロディーセンス。New Found Glory ばりのポップ・パンクあり、正統派パワーポップあり、メランコリックなうた物ありと、アルバム中にはいろいろなタイプの楽曲が詰まっていて飽きさせません。アッパー、キャッチー、ハード、胸キュン…様々な表情を見せてくれます。ここまでポテンシャルの高いバンドも久し振りな気がしますね。早くも03年の年間ベスト候補の登場です。

HOLIDAY WITH MAGGIE / Librarian Types  HOLIDAY WITH MAGGIE / Librarian Types
 シフトレコーズ傘下の新レーベル BOUNDLESS から出た、スウェーデンのバンド HOLIDAY WITH MAGGIE のデビュー・ミニアルバム。これが凄く気に入っています。久々の大ヒット!サウンドはパワーポップ風味のギターポップという感じでしょうか。曲によっては、メロやギターの響きなどがウィーザーやレンタルズぽくもあり、僕好みです。「〜ぽさ」で終わらない楽曲の良さが彼らの一番の魅力。全7曲捨て曲ナシ!爽やかさ、弾ける元気さ、ポップな感触…うん、いいです。こういうバンドが次々出てくるから、スウェーデンは侮れない。

The Home Team / Time And Place  THE HOME TEAM / Time And Place
 エモ版ウイーザーとでも呼びたくなるような、キャッチーで元気なグッド・メロディーを奏でる4人組のデビュー・アルバム。プロデュースはゲット・アップ・キッズやアップルシードキャストとの仕事で知られるエド・ローズ。甘酸っぱくて爽やかな歌声と、躁的なだけでなく憂いをも帯びた(ジャケのアートワークのように…)メロディー、派手ではないがコーラスワークもバッチリ決まってて、かなり良いです!聴いてると切なさに胸がキューと締め付けれます。ええわあ。ジミー・イート・ワールドやゲット・アップ・キッズの 2nd、サンデイズ・ベストの 1st あたりが好きな人は気に入るんじゃないかな。ポップパンク・ファンやパワーポップ・ファンだけでなく、普段はエモは聴かないというギターポップ・ファンのあなたにもオススメです。

THE HORMONES / Where Old Ghosts Meet (2discs)  THE HORMONES / Where Old Ghosts Meet (2discs)
 インディー/ギターポップ・ファンの間で人気と評価が高いUKバンド、ホルモンズの唯一のアルバムが、シングルのB面曲や未発表曲などを16曲も収録したボーナス・ディスクを加えて、2枚組で再発されました。とはいえ、ここ日本では輸入盤しか出ていなかったので、本邦初登場。ティーンエイジ・ファンクラブばりの甘いメロディーにパンキッシュな疾走感、泣きのギター・フレーズがあなたをノックアウトするでしょう。僕は輸入盤(オリジナルはジャケの色合いが違う)で持っていましたが、ボーナスディスクの素晴らしさに惹かれて買いました。激マスト!バンドは解散してもういないのが残念ですが、多くの人の耳に届いて欲しい作品です。なお、ソングライターのMarc Carrollのソロ・アルバムも02年にリリースされました。こちらもグッド!

THE HORMONES / Where Old Ghosts Meet  THE HORMONES / Where Old Ghosts Meet
 ホルモンズ。片仮名で表記すると、途端にマヌケな空気が漂うのは何故だ(笑)。元 PUPPY LOVE BOMB というバンドのメンバーである Marc Carroll が結成したバンドで、このデビュー・アルバムと、"9/96" (Trade2) 、"This Is The Sound" (V2)、"Stay Ahead" (V2)、"Don't Let It Get You Down" (V2)、"Mr. Wilson" (V2)の、5枚のシングルを残しています。以上、Q’sさん情報。現在は解散してしまったとのこと。彼らのサウンドを一言でいうと、青臭いほどに疾走感あふれるTFC、あるいはヴェルクラ。見事なゴーラス&ハーモニー、ポップでキャッチーなメロディーは、全てのギターポップ・ファンをトリコにすることでしょう。一本気に、やみくもに熱く疾走する様は、メガ・シティー・フォーとかパワー・オブ・ドリームス(懐かしいね、どうも)あたりも思い浮かびますね。これ、98年のリリースですから全然新譜ではないです。最近、下北沢のレコファンの中古棚で見つけて(500円!)買ったものです。アナログもCDも廃盤でなかなか手に入らないので、お店で見つけたら見つけたら迷わず買うこと!(02年にエクセレントから再発されました)鬼名盤です。

HOUR MUSIK / Hour Musik  HOUR MUSIK / Hour Musik
 ビーチ・ボーイズがマイ・ブラッティ・ヴァレンタインをバックに演奏している。そんなありえないイメージが頭に次々と思い浮かぶ Hour Musik の 1st アルバム。ギター、ヴォーカル、プログラミング、そして全てのソング・ライティングを手がける安斎朝彦を中心とした3人組。全曲マジで良い!ロケットシップを思わせる前半のうたもの路線〜後半のエクスペリメンタル路線と構成もいい。特に、M-1“Love You”から M-3“Wonder Machine”までのドリーミーな美しさには、聴くたびに震えがきて止まらない。あと、M-6“It's Our House”がデトロイト・テクノみたいで凄いカッコイイ!マッド・マイク(UR)を彷彿とさせるロマンティシズムが堪らないです。

HUMAN STATION / Sound Asleep...  HUMAN STATION / Sound Asleep...
 ミンティ・フレッシュ・ジャパン(今もあるのかな?)から、フォト・ジェニーに続く日本人アーティスト第2弾としてリリースされたのが、この HUMAN STATION の "Sound Asleep..." でした。6曲入りEP。素晴らしい。時に激しく、時に幻想的に鳴り響くフィードバック・ギターの波間から、アンチ・マッチョな男女ボーカルがプカプカと浮かぶ。そう、みんなが大好きなあのサウンドだ。上記のリード文で挙げたバンドの他、ちょっとスーパーカーにも似ています。10年遅れのシューゲイザー。しかし、ギターの音圧・メロディーは、どちらも極上です。ただ、英語が思いっきり日本語英語なのが気になりますが(笑) 。当時はこういう音を出してる日本のバンドはまだまだ少なくて新鮮だったのを憶えています。

HUCTH / Turn It Around  HUTCH / Turn It Around
 LA出身の3人組のデビュー・アルバム。米ビルボード誌では「ピート・タウンゼント、ザ・フー、ローリング・ストーンズ、ザ・キンクス、ビートルズの精神性を持ったLAナンバーワン・バンド。ヴェルヴェット・クラッシュの1st 以来の衝撃」と破格の評価を得ていて、まあ、個人的にはその評価どうかと思うんだけど(笑)、素晴らしいパワーポップ作品なのは間違いないです。音の方は、西海岸の香りを残すヴェルベット・クラッシュてな印象。新人ですがソングライティングも演奏も凄く水準は高い。拙さは皆無ですから、安心して聴けると思います。数年前のIPO(アメリカ最大のパワーポップ・フェス)では、彼らのライブは同フェスで最高の盛り上がりを見せたとか。それも十分に納得できる作品です。タイトル曲“Turn It Around”は名曲。