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OCEANLANE / On My Way Back Home  OCEANLANE / On My Way Back Home
 日本のEMOバンドのデビュー・アルバム。期待のニュー・カマー。個人的にはサニーデイ・サービス、スーパーカー、くるり、中村一義いらい久しぶりに興奮させられたバンドだ。全編英語詩でうたわれる。ジャンルとしてはエモになるんだけど、ギターポップやパワーポップ好きをもひきつける蒼く煌めくメロディーが素晴らしい。雰囲気もののバンド群とは違って、彼らの紡ぐメロディーは本物だ。真のエモーショナルがここにある。エモは英米だけのものじゃない。スウェーデンに LAST DAYS OF APRIL がいるように、ここ日本には彼らがいる! 全10曲捨て曲なし。まずは M-1 "Everlasting Scene"、M-2 "Sign" を聴いてみて。

OK GO / Ok Go  OK GO / Ok Go

 シカゴ出身の4人組。新人パワーポップ・バンド。やはり。何といっても1曲目!“Get Over It”のアッパーかつハッピーなノリにヤラれる。この曲を聴くたび、どことなくウィータスの“Teenage Dartbag”を思い出すのはぼくだけ?この曲と、ヴォーカルのジェイミー君の美少年ぶりにばかり話題が行きがちだが、他の曲もポップかつキャッチーでレベル高し。メロディーこそ似ていないが、この楽天的なハッピーさはナックなんかも思い出すなあ。そこらじゅうから一発屋の匂いがプンプンだが(笑)、そんな周りの見方に負けずに頑張れ。ぼくは応援しているぞ!

ORANGE PARK / Songs From The Unknown ORANGE PARK / Songs From The Unknown
(2004/King Record/Japan)
 ORANGE PARK はフロリダ州ジャクソンビル出身、ムーア兄弟を中心とした4人組で、現在はニューヨークをベースに活動している。これまでに自主制作で "The Extended Play EP" (2002) をリリースしており、耳の早いパワーポップ・ファンからは既に評価が高かった。これは彼らの待望の 1st アルバム。04年初夏に発売された excellent. の3枚組コンピ "Pop Renaissance" にも彼らの "Glass"(EP収録曲。アルバムには未収録)が入っているので、持ってる人はぜひ聴いてみて。さて、彼らの音を端的にあらわすならば、前述のコンピのブックレットから引用になってしまうが、「ポウジーズの曲をウィーザーが演奏しているかのような」音だろう。うん、まさしくそんな感じ。更に今作での彼らのメロディー&サウンドは、フー・ファイターズ、オアシス、チープ・トリック、ビートルズのような求心力の強いキャッチーさが加わった。めちゃめちゃカッコよくて、グッとくる。ジミー・イート・ワールドやチャーチルズあたりが好きな人も気に入るだろう。激オススメ。04年9月にひっそり来日し、小さなライブハウスで2週間に渡ってライブをやっていた。うむむ、行けばよかったなぁ。

ORANGER / The Quiet Vibration land  ORANGER / The Quiet Vibration land

 60s フレイヴァーの、めちゃかっこいいロック! サイケ風味あり。

THE ORDINARY BOYS / Over The Counter Culture THE ORDINARY BOYS / Over The Counter Culture
(2004/WANER/UK)
 イギリスはブライトン近郊の港町ワーシング出身の4人組のデビュー・アルバム。モッズぽいスタイリッシュで疾走感あふれる骨太な演奏に、ボーカルはスミスかスウェードを思わせるUK特有の哀愁を帯びたトーンを湛えている。すごくカッコいい。ヘンな例えだが、ザ・ジャムをバックにソウルフルに歌うモリッシーなんてありえない光景を思い浮かべてしまった。アルバム全編疾走チューンが満載でグーです。初期衝動そのままで、良いファースト・アルバムの見本のような一枚。やはり先行シングルの M-10 "Maybe Someday" と M-3 "Week In Week Out" は特に出色だが、アルバム・タイトル曲のM-1 もいい。驚きのスペシャルズのカバー M-5 "Little Bitch" も意外にもハマッている。プロデュースはスミスやブラー仕事でお馴染み名匠スティーブン・ストリート。グッジョブ!

The Orgone Box / Things That Happened Then  THE ORGONE BOX / Things That Happened Then

 94年に“Judy Over The Rainbow”(オルゴン・ボックスの 1st に再収)というシングル1枚で解散したオレンジを前身とする、シェフィールド出身のリック・コークランの1人ユニットの 2nd 。とはいっても純粋なオリジナル・アルバムではなく、デモ・トラック集といった趣き。オレンジ時代やオレンジ以前にリックが在籍していたグリーン・タンバリンズ時代の音源も含まれる。ほとんどが4トラックで録音されたものでお世辞にも音質はよくないが、それで聴き辛いということは全くなく、むしろそれがハンドメイドの手触りにも似て、非常にいい味を出している。今回も 1st“The Orgone Box”に負けず劣らずの高水準な名曲揃い!素晴らしい!英国ポップ・ファンなら随喜の涙を流すことでしょう。こうなると、ちゃんとした新録の新作アルバムが聴きたいと思う。そうなれば、間違いなく00年代を代表する名盤になるはずだから。

OWSLEY / The Hard Way  OWSLEY / The Hard Way
 アラバマ州出身で、ナッシュヴィルをベースに活動するパワーポップ系SSW・ウィル・オウズリーの待望の2ndアルバム。前作の "Owsley" 収録の "Coming Up Roses" がFMでヘヴィーローテーションになったりしたので、名前を憶えている方も多いかな。その "Owsley" のリリースが99年だから、実に4〜5年ぶり。長いブランクを感じさせない、相変わらずのオウズリー印とも言うべき珠玉のポップチューンが満載で素敵。長いブランクのあとの復帰作というのは、アーティストは自らの新しい局面を打出そうとするのか、聴き手の期待に反して地味渋になってガッカリというパターンが多いのですが、オウズリーの新作に関して言えば何も変わっていません。いい意味で変わっていない。セマンティックスの頃から一貫して変わらないソングライティングやアレンジの巧みさには舌を巻かされるし、幾重にも重ねられたコーラスや甘いボーカル、人懐っこいアッパーでキャッチーなメロディーはポップ好きの心を掴んで話さないでしょう。隠しトラックとして、ポール・マッカートニー・トリビュートに提供した "Band on the Run" のカバーも収録。

OZMA / Rock And Roll Part Three  OZMA / Rock And Roll Part Three

 話題のオズマさんです。オズマと聞くと「巨人の星」を思い出すというのはオッサンだけです(笑)。アームストロング・オズマ。ゴメン、誰も分からないネタでした。注目のウイーザーのフォロワーですね。これは彼らのデビュー・アルバム。やはりというべきか、ウイーザーやゲット・アップ・キッズともツアー経験があるという。音は本当にウイーザーやレンタルズに似てます。特に歌メロの、クセのあるフックがまさにリヴァース節!ウイーザーの青盤が好きな人ならハマることうけあい。曲の良さも、本家に負けていません。なんでもリヴァースも彼らがお気に入りらしい。