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PAPER AIRPLANE PILOTS / The History Flying  PAPER AIRPLANE PILOTS / The History Flying

 これはイイ!90年代中ごろ、Jeremiah Wallis と Ryan Duffy の二人により結成された(現在は4人組)イリノイ州はシカゴのバンド、ペーパー・エアプレイン・パイロットのデビュー・アルバム。Not Lame の紹介記事には「 Big Star のTシャツを着た Cheap Trick / Badfinger オタクの Pollard McCartney (GBVの Robert Pollard と Paul McCartneyね )が The Beach Boys の Pet Sounds を聴いている」と書かれており、かなりの絶賛ぶり。う〜ん、いい表現だと思うんだけど、イマイチ音の感じを上手く伝えきれてないような…。ぼくなりに音の感想を書くと、60s ロックを彷彿とさせる甘酸っぱいメロディーに、ラフでノイジー・ギターが被さり…そうだ!ティーンエイジ・ファンクラブの「バンドワゴネスク」だ!あれの感じに似ていますね。

THE PASTELS / Truckroad Of Trouble  THE PASTELS / Truckroad Of Trouble

 ギターポップ必聴盤。これはハズせませんねぇ。これは86年から93年までのシングルを中心にコンパイルされた、いわばベスト盤。パステルズ初心者は、まずこのアルバムから買うといいでしょう。18曲も収録されたお徳盤です。まぁ、1曲1曲は短いんだけど。真にインディペンデントに拘りつづけたパステルズのアティチュードは、その後のインディ・シーンのあり方をを決定付けたと言っていいでしょう。そういう意味で、パステルズがグラスゴー出身のバンドだけでなく世界中の indie band たちに与えた影響は計り知れない。まさに、ゴッドファーザー・オブ・インディ・ギターポップである。
 まぁ、そんな風に大上段に構えると、どんなすごい音楽をやっているのだろうと思われるかもしれないが、これが調子はずれでヘナチョコなボーカルに、ヘナヘナ・ギターサウンド(笑)でも、聴き進んでいくうちに、あなたにも少しずつパステルズも魅力が伝わってくるはずです。キャッチーなメロディー、ハンドメイド感あふれるフレンドリーなギターサウンドに、思わずニコニコしてしまうこと請け合いです。僕の隣の、親しみやすい"巨人"。パステルズはそんなバンドです。

THE PEARLFISHERS / Sky Meadows  THE PEARLFISHERS / Sky Meadows

 グラスゴー出身のバンドの5th。ますますバンド色が弱まり、もはや David Scot のソロといってもいいのでは。ストリングスやホーンを大々的にフューチャーしたその音はズバリ往年の A&M RECORDS の名ソングライターたちの作品を彷彿とさせる。ポール・ウィリアムス、ロジャー・ニコルズ、バート・バカラック…。もちろん、これまで通りポール・マッカートニー、ビーチ・ボーイズ、トッド・ラングレンの影響も強く感じさせます。なんといっても "Tod Is God" なんて曲もあるぐらいですから(笑)。おそらく10年後も、20年後も聴きつづけられるであろう、新たなる古典の誕生。アートワークも美しい。AORぽい感じで、ソフィスティケートされ過ぎかもしれませんが、ぜひネオアコ、ギターポップ好きにも聴いてもらいたいです。

The Pendletones / Move Along  THE PENDLETONES / Move Along

 トーレ・ヨハンソンのタンバリン・スタジオがあることでも有名な、スウェーデンのマルメ出身の5人組。初期エルトン・ジョンや70年代のポール・マッカートニー、ベン・フォールズ・ファイブを思い起こさせる、鍵盤をフューチャーした爽やかで軽快なポップ・バンド。3人の優れたソングライターを擁し、その曲調もヴァラエティーに富んでいて、実に飽きさせない。ロマンチックなバラードから、パワフルなパワーポップ・ナンバーまで、その引出しの多さに脱帽。中にはビーチボーイズばりの見事なコーラスワークも披露してたりしてグッド。 ジャケも可愛くて良いね。

PERNICE BROTHERS / The World Won't End  PERNICE BROTHERS / The World Won't End

 サブ・ポップからリリースされた前作「オーヴァーカム・バイ・ハピネス」から実に3年ぶりとなる、パーニス・ブラザーズの2作目。え、そんなに間が空いていたっけ? と驚いてしまう。というのは、パーニス弟ことジョー・パーニスの「チャッパクィディック・スカイライン」(00年)と「ビッグ・タバコ」(00年)という2枚の素晴らしいソロ・アルバムが立て続けにリリースされていたから。さて、サブ・ポップから契約を切られ自らのレーベル Ashmont からリリースされることとなった彼らの待望の新作ですが…。これがもう、すんばらしい!!!エクセレント!!!
 前作に比べややバンド・サウンド寄りになり、アップテンポの曲が増えつつも、ハスキーで囁くようなジョー・パーニスのボーカルは健在でウレシイ。彼らの最大の魅力である、80sUKのギターポップ・バンド群を思わせる繊細で美しいメロディーは更に磨きがかかり(今回も捨て曲なし!)、お得意のストリングス・アレンジも楽曲に鮮やかな色を添えています。何度も何度もCDの PLAY ボタンを押してしまう魅力的な一枚。おそらく一生聴き続けていくであろう傑作の誕生です。

PHANTOM PLANET / The Guest  PHANTOM PLANET / The Guest

 LA出身の5人組による 2nd アルバム。1stは98年にゲフィンからリリースされていた。ぼくはこの 2nd が彼らとの出会い。たまたまレコ屋でフィフス・アヴェニュー・バンド風のジャケに惹かれて、このアルバムを手にとり、初めて彼らの事を知ったのでした。それから数ヶ月、熱狂的ではないけれど、何となくほぼ2〜3日に一回は聴きつづけています。これはかなりヘヴィローテーションではあるのだけど、なかなかその魅力を言葉にすることは難しい。派手さがないからね。うん、でも、とにかく「うた」がいいのだ。曲もキャッチーな"california"、"always on my mind"、"anthem"、あたりは十分ヒット・チャートも狙えそう。ジャケのイメージ通りウェストコーストって感じだけじゃなくて、ブリティッシュ・バンドぽい哀愁ナンバーがあったり、今日的な溌剌としたポップ感も内在している。これもパワーポップて呼んでいいのかしらん。本国ではweezerやguided by voicesともツアーをやったりしているそうだから、懐古趣味的なバンドではなさそう。次回作以降、大化けするかも。ああ、最後になってしまったが、プロデュースはミッチェル・フルーム&チャド・ブレイクのコンビ。ぼくが彼らに興味を持ったのは、このプロデューザー陣の名前のお陰だったりして。たまにはプロデューサー買いも良いな。

PHIL ANGOTTI & THE IDEA / Too Late Tomorrow 1992-2002  PHIL ANGOTTI & THE IDEA / Too Late Tomorrow 1992-2002


THE PICTURES / Better Than Words  THE PICTURES / Better Than Words

 ハモンド・オルガンをフューチャーしたパワポ/ギタポ・バンド。詳細はよく知らないですが、なかなかよく曲は書けています。まあ、なんと言っても注目はマシュー・スウィートの“Back To You”のカバーですか。うむむ、ナイス・チョイス!でも、この曲が入っているマシューのアルバム“Blue Sky On Mars”てあんまり聴いてないんだよなあ。

PIPITONE / Music For Minivans  PIPITONE / Music For Minivans

 1999年にアルバム1枚だけをリリースして解散したバンド SUGARSMACK(すいません…未聴デス)のメイン・ソングライターだった Nick Pipitone による PIPTONE 名義の 1st ソロ・アルバム。とは言いつつも、これは2000年にリリース予定だった SUGARSMACK のお蔵入りになっていた 2nd アルバムの音源らしい。ジャングリーなギター・サウンドを基本に、カラッと明るいオープン・コードの多用、心地よく鳴るキーボード、スウィートでキャッチーなメロディーライン、見事なコーラスワークなどなど…全てが最高!Michael Carpenter 好きはマストです。あとセマンティックス(オウズリー)やローゼンバーグスあたりが好きな人にもお薦め。

THE PLAYMATES / Listen!  THE PLAYMATES / Listen!

 結成から10年目を迎える姫路出身のバンド、ザ・プレイメイツの 4th アルバム。昨年出た名盤 3rd“Sweetly”が 2nd“Sad Refrain”から4年半のインターバルをおいてリリースされたことを考えると驚異的なハイペース。最近はライブ活動も盛んで、バンドがいま油に乗っている証拠だろう。その充実ぶりをうかがわせる素晴らしいさ!60〜70年代のUKロックをベースにバブルガムポップ風味をまぶした彼らの音楽性は今作も健在。メロディーセンスは更に冴えを見せ、うるさ型のポップマニア、ロックマニアをもウムムと唸らせることでしょう。ただ一つ惜しむらくは、アナログ的質感にこだわる余りか、音のヌケが悪くモコモコしてて、こもってしまっている。これは最終的には好みの問題になると思うけど、ぼくはクリアな音の方がよかったなあ。

THE PLAYMATES / Sweety  THE PLAYMATES / Sweety

 日本のバンドです、ザ・プレイメイツ。いま日本でいちばんグレートなメロディーを鳴らすバンドです。彼らの97年リリースの名作2nd "sad refrain"から実に5年ぶりとなる、3rdアルバムがようやっと登場。初期のパンキッシュさはすっかり姿を消したが、そのメロディーセンスは健在。ミドルテンポな曲が中心だが、前作よりも溌剌とした印象です。今回は各曲でフューチャーされたコーラスワークも良くて、山下達郎や大瀧詠一も裸足で逃げ出すほど。とにかく聴いた事ない人は、四の五の言わず聴きやがれ、と言いたい。「ボク、日本のバンドに興味ないんですよね…」。こんなことを言っているヤツには、そうだな…「ポウジーズのケン・ストリングフェローが彼らの大ファンでプロデュースをやりたがった」とか、「本作を聴いてジェイソン・フォークナーが絶賛した」とか、そういうエピソードで十分?今年の注目作ですよ。聴き逃すな!

HE PLUS ONES / It's A Calling  THE PLUS ONES / It's A Calling

 カルフォルニア州バークレー出身の4人組の1stアルバム。サウンドは、ヴェルヴェット・クラッシュ〜ファウンテインズ・オブ・ウェイン直系のパワーポップで、メロはウィーザーぽいラインもあり、すごくイイ!これまで、トラヴォルタスとのスプリット・シングルを出していたりしていて(欲しい!)、元気サウンドは折り紙付き。前出のトラヴォルタスとかヤムヤムズとか、いわゆる元気ロック好きもマスト。

THE POSIES / In Case You Did'nt Feel Like Plugged In  THE POSIES / In Case You Did'nt Feel Like Plugged In

 アメリカからうれしい便り。解散が伝えられていたポウジーズがどっこい生きていた。現在は各自ソロの傍ら、アコースティック・ユニットとしてポウジーズは存続してゆくようだ。そんな彼らから届いた実況録音盤。もともと名曲揃いのこのバンド、内容が悪いはずがない。あの曲、この曲、思い出の名曲がアンプラグド・ヴァージョンで堪能できます。ライブ観たい!

PRIMAL SCREAM / Sonic Flower Groove  PRIMAL SCREAM / Sonic Flower Groove

 アルバムごとにその音楽性を様々に変化させてきているプライマル・スクリーム。これは、87年リリースの 1st アルバム。この頃のプライマル・スクリームは初期バースを思わせるフォーク・ロック的かつサイケ色の強い曲を演っていました。このアルバムは、プライマル全キャリア中、最もスゥートな作品。現アドベンチャーズ・イン・ステレオのジム・ビューティーの12弦ギターの音色が特徴的で、たぶんジムは、ボビーと共にこの時期のプライマル・スクリームのソング・ライティングの中心だったのではないだろうか。(ちなみに現在はイネスとともにgをつとめるヤングは、この時期はbを担当)
 ギターのフレーズが、ボビーのボーカルが、メロディーが、実に爽やかで開放的。クラブでも、このアルバムからの曲がよくかかります。僕も、「ジェントル・チューズデイ」とかこの辺りの曲がかかると思わず歓声をあげてしまいます(笑)全体に溢れる幸福感が最高です。

THE PROMISE RING / Wood/Water  THE PROMISE RING / Wood/Water

 プロミスリングの 4th は日本盤先行で、なんと Epic Sony から。今作より、それまでの JADE TREE からエピタフ傘下のレーベルに移籍したんですね。ヤバいです、これは。スロウな曲が増えて、疾走ナンバーばりばりの 2nd の頃からずいぶん遠くに来てしまったなぁの感は否めませんが、これがもう壮大なロック・アルバムなんですわ。美しくもスピリチュアル!うたもアレンジメントもしみまくり。大、大、大傑作。 マーキュリー・レヴとか、曲によってはフレーミング・リップスを思わせるのもある。 レコ屋のバカ店員が安易にポップに"癒し系"とか"ヒーリング"とか書いているかもしれませんが、そんなのは無視して下さい。これは、そんな言葉で語られて欲しくない。言うなれば、そうロックだ。エモとかパンクとかそんなジャンルを超越して、広く聴かれるべきロック・アルバムだと思う。

PROTONES / ST  PROTONES / Protones

 スペインはマドリッド出身の5人組ベテラン・パワーポップ・バンドの5th アルバム。残念ながら既に解散が決まっており、これが彼らの最後のアルバムとなるようだ。チープ・トリックを思わせるハードエッジなギター・サウンドに、ビートルズ〜ビッグ・スターを思わせるポップなメロディー、疾走感あふれる演奏が今回もまた素晴らしい。THE BEAT(彼らの 3rd はポール・コリンズがプロデュースでしたね)、PLIMSOULS、DM3 あたりが好きな人にはジャスト過ぎる音。7曲目では、エルヴィス・コステロの“Girls Talk”のカバーを披露。う〜ん、これで終わってしまうなんて惜しいよ!

P76 / Into The Sun  P76 / Into The Sun

 Jerichoを前身とする3人組の、01年リリースの 1st アルバム。ソングライターの Danny McDonald は現在 Stoneage Hearts としても活躍している。リリースは良質なパワポを多数出しているオーストラリアの Zip レコーズから。Teenage Fanclub のうた心に DM3 直系の高速カッティングを融合させた素晴らしすぎるパワーポップ・アルバム。プロデュースは、やはりと言うべきか、DM3 のドン・マリアニ。全曲捨て曲なし。1曲目の“Me & Her. The Road...”からアッパー・チューンのつるべ打ちでマジで震えるぐらいかっこいいっス!青春甘酸っぱ系疾走ギターポップとしても十分に機能する高純度ポップの嵐。間違いなく DM3 の正統な後継者にして、現時点での豪州最高&最強パワーポップ・バンドですね。

The Punkles / Beat The Punkles!





 THE PUNKLES / Beat The Punkles!
 THE PUNKLES/ Punk!


 アハハ、こいつらバカだなあ。最高〜。ビートルズ・ナンバーをラモーンズがカバーしたら?という1アイデアでバンドを結成し、アルバムを2枚もつくってしまったという。まあ、ビートルズだけでなく、一部ジョンのソロ・ナンバーも含んでいるんだけど。とにかくアッパーでキャッチーで(そりゃB4ですもん!)元気がよくてグッド!ぼくは朝の通勤の時によく聴いているのですが、めちゃめちゃ元気なれますよ。マジでオススメ!
The Punkles / Punk!

Pyramidiacs / Teenage Complications  PYRAMIDIACS / Teenage Complications

 90年代半ばから、シドニーを中心に活動するベテラン・パワーポッパーの、98年リリースの 3rdアルバム。スペインのロック・インディアナから。プロデュースはマイケル・カーペンター。ここでも素晴らしい仕事振り。ちなみに同バンドのドラマーのミックスター・バティとマイケル・カーペンターはThe Finkers(激オススメ!)としても活動している。そもそもモッド・テイストのガレージィなサウンドだったらしいが(以前の作品は未聴…)、そのテイストを残しつつも今作ではヴェルベット・クラッシュやTFC直系の瑞々しいジャングリー・ギターポップを展開している。というか、ヴェルクラの 1st 〜 2nd まんまの音だよコレ(笑)。1曲目なんか“Startrip”のカバーかと思ったもん。素晴らしいポップソングの数々にノックアウト確実!