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V W X

VASELINS / The Way Of The Vaselines  VASELINS / The Way Of The Vaselines
 ニルヴァーナがカバーしたことでも知られるヴァセリンズの "Son Of A Gun" は僕の鼻歌に登場する頻度が最も高い曲(笑)。何故かループするんだよねえ。すごく好きな曲。歌詞も短くシンプルで、リズミカルなので一回聴いたらすぐに憶えてしまうだろう。ヴァセリンスは、その後ユージニアスを結成することになるユージン・ケリーと、フランシス・マッキー(現サックル)によって、86年にグラスゴーで結成された。パステルズのスティーブン・パステルのレーベル 53rd & 3rd から、一枚のアルバムと、数枚のシングルを残し解散…これは、92年にサブ・ポップからリリースされた彼らのベスト盤にして全曲集。
 チープながらポップな楽曲、DIYを地でいく手作りの温かみのあるサウンド、ユージンとフランシスのへなちょこボーカル(笑)、全てが愛しい。ヴァセリンズがその後のグラスゴーのバンドたちに与えた影響は絶大。オススメは"Son Of A Gun" 、"Dying For It" 、"Molly's Lips" 、"Teenage Superstars" 、"Sex Sux(Amen)" など。

Various Artists / Solo Album  VARIOUS ARTISTS / Solo Album
 ブリストル出身のパワーポップ/モッド/ニューウェーブ・バンドの、81年リリースの幻のアルバムが初CD化。ボーナス・トラックを3曲追加して、1977レコードから日本盤が出ました。ちなみにVarious Artistsがバンド名です。紛らわしいけど。モッド・テイストの性急なメロディーに、スカのリズム、それにシャキシャキしたギターのフレーズが心地よく鳴る。マジでカッコイイです。しかし、UKでしかありえない音・展開だなあ。こういう音って、不思議とUSやオージーからは出てきませんね。ギターやメロディーのキラキラ具合が、UKギターポップやネオアコ・ファンのあなたにもジャストフィットでしょう。個人的なお気に入りは1曲目“Money Matters”、6曲目“Weekends”、8曲目“Time Of My Life”、そしてボートラ15曲目“The Original Mixed-Up Kid”ですね。

VELOCITY BOY / Velocity Boy  VELOCITY BOY / Velocity Boy
 日本在住の英米バンド、ヴェロシティ・ボーイの 1st アルバム。リリースはUKのインディーレーベル GLOBAL VISION MUSIC から。メンバーは、ドラムの keizoのみ日本人で、他は全てイギリス人。日本で活動する英米バンドということで、ジャンルこそ違いますがTWO BALL LOOみたいなものですか(※音は全然違います!)。
 ぼくの彼らとの出会いは、今年(01年)10月のnicemanの来日公演でのことでした。前座として、Advantage LucyやSwinging Popsicleともに出演していたのがヴェロシティ・ボーイでした。前座の一番手として登場した彼らに、イキナリ胸倉をつかまれるような強い衝撃を受けました。わ、わ、何、コレ?スゲーかっこいいじゃん!ハッキリ言って目当てはメインの niceman で、全くノーマークだったのですが、彼らの鳴らす一音ですぐに引き込まれてしまいました。
 ノイジーでソリッドなギター・サウンドに、UKロック直系のメロディー、ちょっとハスキーで鼻にかかったような甘いボーカル(これはmikeの声かな)。モロ、ぼくのツボです。マジでシビれるくらいカッチョいいんだから!おかげで前座の他の2バンドの印象が薄くなってしまったほどです。
 残念ながらこのCDはお店では買うことができませんが(ぼくはbassのneilのガールフレンドの友人にタダもらっちゃった。サンキュ!)、彼らのofficial siteからネット通販できます。あと、ライブ会場でメンバー自ら販売しているらしいです。都内のライブハウスで、割と頻繁にライブしているらしいので、一度彼らのライブを体験してください。確実にノックアウトされます。保証します。

VELVET CRUSH / A Single Odessey  VELVET CRUSH / A Single Odessey
 01年のサマソニでマシュー・スウィートのサポートで久しぶりの来日を果たしたヴェルベット・クラッシュ。00年秋にひっそりとリリースされたライブ盤“Rock Concert”に続き、ほぼベスト盤というべきシングル・コンピレーションが出ました。リリースはパラソル傘下の彼らのレーベル(?)ACTION MUSIK から。初期の代表的なシングル曲はもちろんのこと、レアなB面収録曲など漏れなく収録のお買い得盤です。

The Velvet Crush / Soft Sounds  THE VELVET CRUSH / Soft Sounds
 こ、これは!?ソニーでもボブスレッドでもなく、彼らのレーベル、アクション・ミュージックから唐突に届けられたヴェルクラの新譜はアコースティックな響きと美メロに彩られた静かな作品。いつものドカドカ、バタバタのバンド・サウンドを予想していたので、全く不意を突かれた格好です。これが悪いかといえばそうではなく、極上なんですわ!リック&ポールのソング・ライティングの確かさを証明するような素晴らしい出来。密かに長く愛聴するであろう名盤の誕生です。

THE INNOCENTS and BEATHOVEN / No Hit Wonders From Down-Under VELVET CRUSH / Stereo Blues
(2004/Action Musik/USA)
 03年の "Soft Sounds" から1年ほどのインターバルで届けられれた6作目。前作が彼らとしては意外なアコースティック・バラード集で大いに驚かされたのだが、今作はその反動というべきか、ギターをアンプにブチ込み、エフェクターで歪ませ、分厚いバンド・アンサンブルを聴かせてくれる。共同プロデュースはアダム・シュミットということで、パワーポップ全開のサウンドに回帰してファン大喜び…というところだろうが、そう歯切れがよくないところもある。なんとなく、彼ららしくないのだ。ひとことで言うとトゥーマッチ。冗長なギター・ソロなんて「どうしちゃったの?」と思うぐらい。ただ単に耳慣れないせいもあるかもしれない。痛快な M-1 "Rusted Star" や M-2 "Do What You Want" は震えるぐらいカッコイイし、泣きの M-4 "The Connection"、ヴェルクラ節全開の M-6 "California Incline" や M-7 "Fall Awake" など、楽曲自体は文句なしに素晴らしい(というか捨て曲が見当たらない)ので、迷わず激マスト!

VELVET CRUSH / Teenage Symphonies To Got"  VELVET CRUSH / Teenage Symphonies To Got
 なんだかんだ言っても、ヴェルヴェット・クラッシュのレコードの中で一番すきなのが、『神へ捧げる十代交響曲』と題されたこのアルバムではないだろうか。2nd アルバム。ミッチ・イースターとヴェルヴェット・クラッシュの共同プロデュースで、94年作。これがリリースされた当時、ヴェルベット・クラッシュのメンバーは10代…ではなく思いっきし20代後半だったのだけど(笑)、10代の頃の瑞々しい恋のせつない気持ちをよくあらわしており、本当に良い。泣ける。上がる。ジャケのイラストのイメージどおりの、恋と音楽と青春の、(ぼく自身の)思い出のアルバム。
 全曲捨て曲なし!いま、この文章を書くためにまた聴き返しているのだが、やっぱいいわぁ。ラウドなギターにメロディアスかつ泣きのポップ・ナンバー…僕がパワーポップに求める全ての要素がここにある…なんて御託はいらないな。もぉー何も言いません。まだ聴いてない人は、買え!聴け!そして泣け!以上(笑)。

VERSUS / Hurrah  VERSUS / Hurrah
 僕の2000年度ベスト1です。いやぁ、凄いです。月の裏側まで吹っ飛ばされました。僕個人としては97年の YO LA TENGO の "I Can Hear The Heart Beating As One" 以来の衝撃。久々に音楽的興奮を味あわせてくれました。しかし、まだこのアルバムを上手く紹介する言葉を見つけていません。ああ、多くの人の耳に届いて欲しいなぁ。US indie Guitar Band が好きな人ならハマること間違いなし。サウンドのアイデア&スケールは、ちょっとスマッシング・パンプキンズの "Mellon Collie And The Infinite Sadness"(超好き!)を思い出したりもしました。

VIRGINIA JETZT! / Wer Hat Angst Vor  VIRGINIA JETZT! / Wer Hat Angst Vor
 ポップ、ポップ、ポップ!ジャーマン・ギターポップ・シーンからまたまた素晴らしいバンドの登場です。Space Kelly と Miles を足して、疾走感2割増にした感じのジャーマン・ギターポップ。ストリングスを使った曲(M-1)などは tahiti80 を思わせます。とにかくギタポ好きのど真ん中を突くような作品。CCCDなのがあれですが、それでも構わず買っちゃうほどスンバラシイ出来。Space Kelly、Tahiti80、Miles、Spearmint 好きはノックアウトされること確実!非常に完成度の高い 1st アルバムです。

VOLOVAN / Volovan  VOLOVAN / Volovan
 メキシコのギターポップ・バンド VOLOVAN のアルバム。これがめちゃめちゃ良い!プロデュースはIVYのアンディ・チェイスとゆーことで、音の方も作りこまれていて(しかし華美にならず)バッチリ。TAHITI80 といい、今回もいい仕事をしています。激しい感じはないですが、メロディーもアレンジもスムースかつキャッチー!歌声も爽やかです。これは…スペイン語で歌ってるのかな?最近のスパニッシュ・ギターポップにハマっている方は是非。絶対気に入るよ。メキシコ産だからって惑わされないように!全然メキシコぽくないです。ん…メキシコぽいてどんなだ!?ジャケは少しチャーチルズの“Big Ideas”に似ていますね。これは club heaven のDJ、super mexico-stone さんにお薦めしてもらった一枚。メキシコさんにメキシコのバンドを教えてもらった…とこれは決してネタではありません(笑)

THE WAKING HOURS / The Good Way  THE WAKING HOURS / The Good Way
 90年代半ばにエレファント(スペイン)から出たシングルがギターポップ界隈で人気だったウェイキング・アワーズの03年リリースの2作目。自主レーベルから。前のアルバム(セルフタイトル)は99年に大阪のタイムボムから出ていましたが、これも素晴らしかった!でも、オフシャルのディスコグラフィーには何故か載ってなくて、この "The Good Way" が彼らの正式な 1st アルバムということになるのかも。前作と今作との間に、新たに元 The Masticators の Lisa Mychols(B)が加入。ハードエッジなギターがヘヴィに鳴り、メロディーは熱く胸を焦がし、コーラスもばっちり決まっていてカッコいい。特にコーラスワークの厚さ・美しさは目をみはるほど素晴らしくて、感心させられる。ファウンテインズ・オブ・ウェイン、スプリッツヴィル、スーパードラッグ、セマンティックス(オウズリー)、ファラーなど、グッド・メロディーかつハイエナジーなパワーポップ好きは激マスト!メロディーの輪郭がくっきりとして力強いので、意外にも OASIS ファンにも受けるかもしれない。

THE WALNUT DASH / Titbits  THE WALNUT DASH / Titbits
 02〜03年に Vinyl Japan より出た2枚の7"がクラブ界隈で好意的に迎えられたUKはロンドン出身のモッド・フィーリン・ギターロック・バンド THE WALNUT DASH の待望のCDリリース!当初は3ピースのバンドだったようだが、オフィシャル・サイトの最近の写真には4人写っており、現在は4人組のバンドのようだ。これはサブタイトルに "The Singles So Far & Then Some..." とあるように Damaged Good から出た1枚の7"、Vinyl Japan からリリースされた2枚の7"、それに未発表曲を加えた8曲入りシングル・コンピレーション。 ジャムのようなモッド・テイストと、バズコックスを思わせるポップさ&疾走感を併せ持っててグー!同じくUK出身のムーニーズや、米サクラメント出身のデシベルズが好きな人ならヤラれまくりでしょう。めちゃめちゃカッコいいですわ。パワポ好きにもオススメ!いつになるか分かりませんが、正式なデビュー・アルバムも楽しみになります。
★オフィシャル・サイト→こちら

The Wannadies / Before & After  THE WANNADIES / Before & After
 スウェーデンの良心、バースト胸きゅんギターポップ・バンド、ワナダイズの 6th アルバム。前作“Yeah”から実に2年ぶり。今回も彼らのポップ・ワールドは健在。セルフ・プロデュースということで、前作のリック・オケイセック・プロデュースにはあったウイーザー的ピンカートン的ヘヴィさが減退し、以前のような軽快さを取り戻している。初回プレスは Before と After 2枚に分かれており(通常盤は1枚)、それぞれ趣向が異なっている。「一枚は出かける前に聴くようなパーティーソングアルバム、もうひとつはうちに帰ってから聞くような静かな感じの曲のアルバム」ということだそう。その言葉どおり Before はワナダイズ節とでもいうべきアッパーでキャッチーなナンバーが並び、After は落ち着いたラウンジーで静かめの曲が配置されている。いい具合に力が抜けていて、彼らの充実ぶりが伝わってくる作品です。

WATASHI WA / The Love Of Life  WATASHI WA / The Love Of Life
 カルフォルニア出身の4ピースバンドのデビュー・アルバム。バンド名の WATASHI WA は、日本語の「私は」から取ったみたい。サウンドは、これまた日本人好みの疾走感あふれる演奏に、清涼感のあるボーカルがかっこいいギターポップ。もちろんパワーポップ好きにもオススメ。エモ系レーベル Tooth and Nail から出ていることから普段そっち系を聴かないギタポ・ファンは見落としてしまいそう。でも、これマジでいいよ〜。

THE WAXWINGS / Low To The Ground  THE WAXWINGS / Low To The Ground
 アメリカはデトロイト出身のバンドの 1st。リリースはヴェルクラなども出しているボブスレッドから。スローンが好きな人にオススメなパワーポップ・サウンド。曲によっては、ストーン・ローゼスを思い浮かべることもできる。詳しいプロフィールは全然知らないんですが、これはかなりイイですよ〜。メロディーやアレンジは60〜70年代の要素を強く感じさせるが、サウンドはまさしく90年代以降のもの。だから全然古くないし、後ろ向きな感じはしない。むしろ、感覚としてはWEEZERとかに近いのかも。

WEEZER / The Green Album  WEEZER / The Green Album
 WEEZER の 3rd アルバム。予想以上の突き抜け方で、めちゃめちゃポップで聴きやすい。ふだんロックを聴かない人にもアピールする内容。ま、それがいい事なのか悪い事なのか分からないけど。リヴァース君はもともとポップな曲を書く人だけども、かつてのゴツゴツとした不器用で不恰好な部分がなくなって、ソングライティングが洗練されて滑らかになっているように感じますね〜。そこが物足りないというか、寂しいという人もいるかもしれないけども。とにかく一聴しただけで即鼻歌可能の必殺ポップナンバー満載の超高性能ギターポップ・アルバムです。やっぱ、最高。

THE WINNERYS / And...  THE WINNERYS / And...
 スペインのギタポ/パワポ・レーベル ROCK INDIANA からのニューカマー。スペイン出身の4人組。ビートルズ、キンクス、ホリーズ、ビッグ・スターあたりから、ラズベリーズやバッドフィンガーを思わせるクラッシックなスタイルなメロディック・パワーポップを聴かせる。オーソドックスながら、メロディー・コーラス・ハーモニー全てが完璧で非のうちどころがないくらい素晴らしい。これって本当に03年にリリースされたレコードなのかしらんと思ってしまうほど、「あの頃」のロックのマジックを感じさせる一枚。ぼくはもちろん「あの頃」を知らない世代ではあるんだけど。捨て曲なしの16曲。全員がラモーンズのようにワイナリー姓を名乗っているのが微笑ましくていい。先に挙げた60s〜70sのバンドのほか、TFCやポウジーズなどのグッド・メロディーを聴かせるバンドが好きな人にもオススメ。最近ではシングルズなどもこの手の音を鳴らしていて嬉しい。大好き。

WONDERMINTS / Mind If We Make Love To You  WONDERMINTS / Mind If We Make Love To You
 不意打ちのようにリリースされたワンダーミンツのニュー・アルバム。4thアルバムになるのかな。ええと、98年の"Bali"以来だから実に4年振り。最近はブライアン・ウィルソンのバック・バンドとして知られる彼らですが、そもそもビーチボーイズ・フォロワーで、更に本家のバックを務めているだけあって、そのサウンドは筋金入りです。今回のアルバムもパーフェクトな出来!前作がコンセプト・アルバムぽい趣でしたから、今作は純粋に、楽曲のメロディーのポップさ、ハーモニーの美しさに耳を奪われますね。